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2019.03.01

eラーニング向けに、学習意欲を促す
「対話型AIサポーター」を開発!
カリスマ講師の智賢を生かし、自然な対話を実現

株式会社すららネット

eラーニングを使った学習教材には既にいくつかの種類がある。画面を見ながら問題集を解いていくタイプ。講師が行う授業を動画配信するタイプ、また携帯ゲームの様な作りで手軽に取り組めるものもある。株式会社すららネット(東京都千代田区)が提供する、クラウド型学習教材「すらら」は、従来の教材とは一線を画す「対話型アニメーション教材」だ。生徒は、画面上に現れるアニメーションのキャラクターと分かりやすく授業を進めることができる。「すらら」の授業はわかりやすく・内容に無駄がないよう、実績ある講師に監修されており、それでいて、親しみやすく、子供たちにも抵抗無く受け入れられるキャラクターと共に学習できる点が強みだ。

カリスマ講師の智賢を生かし、実践的な仕組みを構築。

株式会社すららネットは、クラウド型学習教材「すらら」及び関連商品の研究・企画・開発と販売、また、すららを活用した学校・学習塾向けのコンサルティングを行っている企業だ。すらら自体は2007年に開発がスタートした。英語・国語・数学の各分野における著名な講師や、eラーニング研究で実績のある大学教授などのサポートにより、教育の現場に即した極めて実践的な仕組みを構築している。2012年には「日本e-Learning大賞 文部科学大臣賞」を受賞した注目のクラウド型学習システムだ。このシステムを側面から強力にサポートするのが、生徒との自然な会話を実現した「AIサポーター」だ。すららのキープロダクトとも言える「AIサポーター」の開発に携わった同社の企画開発グループ 亀田久雄氏に、AIサポーター開発の経緯と、今後の抱負を取材した。

生徒に「分かった」喜びを与え、現場の講師をサポートするAIサポーター:ニャンロイド1号。

亀田氏:「すららを使った教室では、授業自体はすららが行い、人間の講師陣は生徒のモチベーティングやコーチングに専念できます。とは言え生徒全員に目が届くわけではありません。私が開発に携わった「AIサポーター」は、これらのモチベーティングやコーチングの一部を代行し、人間の講師の負担を軽減してくれます。当社のeラーニングの様々なノウハウを取り入れながら、実践的な当社独自のシステムとして作り込んだつもりです。」

モニターに向き合うだけで自学自習が可能。

亀田氏:「すらら自体は、学年に関係なく能力に応じた自学自習が可能なシステムであり、不登校、発達障害などの生徒でも対応可能です。一方で、生徒の学習意欲をサポートするニャンロイド1号は、雑談も含めた自然な会話ができ、年齢に応じて「努力をしたかどうかを確かめる質問」を投げかけ、生徒のモチベーションを引き出すことができます。生徒の学習行動を分析し、それをベースにコーチングの声掛けや、対話に繋げるシステムは今まで無かったと思います。」

実際の効果もデータで実証。

すららは、2011年からリリースされているが、当時はまだAIサポーターは導入されていなかったという。AIサポーターが導入されたのは2016年からだが、導入の効果は見えるのだろうか?亀田氏によると、既にデータ上でもその効果は確認できるという。AIサポーターを積極的に利用した生徒群と、そうでない生徒群の、期間ごとの学習量を比較すると、大まかに5ユニット分学習量が増加しており、2つの群の間に有意な差が見られたという。

写真は、「すらら」を使ってクリアした単元数の中で、AIサポーターを積極的に(利用する/利用しない)の差を示したグラフ。(一般社団法人CIEC発行 Computer&Education Vol45 より抜粋)

AIサポーターは生徒のやる気を引き出す仕組み。

亀田氏:「すららは講師の授業をIoTというカタチで導入した仕組みであり、一方のAIサポーターは、コーチングやモチベーティングのIoTで、生徒のやる気を引き出す仕組みという位置づけです。」

写真は、すららによる授業風景。教室はしんとしており、先生は個別に教える必要は無く、生徒を監視する事に集中している。よく見ると、生徒はそれぞれ異なる画面で、各自の進捗状況に合った授業を進めている。これは今まで見る事がなかった授業風景だ。不登校の生徒対策や、発達障害の生徒でも、現在のコンテンツで充分対応可能だという。

より高度な生徒の感情分析や、AIの進路相談にも挑戦したい。

亀田氏:「AIサポーターに対する生徒のコメントには否定的なコメントもあります。今後、生徒のコメントを感情分析することができれば、AIからの返答を工夫し、さらに学習意欲を高めるような仕組みができるのではないかと考えています。また、AIに進路相談をさせる事も可能ではないかと思っています。日常的に世の中のAI化が進めば、AIはもっと受け入れられるようになると信じていますし、AIで本当の信頼を勝ち取りたい。そんな想いでこの開発に取り組んでいます。」 同社のシステムは、単純な教育コンテンツを集約するのではなく、ベテラン講師や教育分野の研究ノウハウが詰まった、かなり実践的なシステムだ。生徒のチャレンジ魂に火をつけ、教育全体の質を上げる可能性を持つAIサポーター、今後の進展に期待がかかる。

インタビュイー

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株式会社すららネット

企画開発グループ 亀田 久雄 氏

企業情報

社名
株式会社すららネット
所在地
東京都千代田区内神田一丁目13番1号 豊島屋ビル4階
設立
2007年
事業内容
e-ラーニングによる教育サービスの提供および運用コンサルティング、マーケティングプロモーション及びホームページの運営
資本金
2億7643万8080円
従業員数
未公開

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