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2018.06.29

農業に革命をもたらすe-kakashi
農家の「やりたい」に応えるIoTを構築

PSソリューションズ株式会社

従来と比較し省電力型技術として導入が広がる「NB-IoT」(Narrow Band IoT)の登場で農業分野でもIoTの導入が動き始めた。
その中でも、PSソリューションズが提供するe-kakashiが、こうした環境を活用した新しい農業の事例として全国から熱い視線を集めている。
開発を担当したフェロー山口典男氏とCPS事業本部事業企画管理部部長秋山良氏に農業分野でのIoTの可能性やe-kakashiについて取材した。

植物の声を聞くプロ集団

e-kakashi開発の動機について、山口氏は「経験と勘の農業に、IoTで革新をもたらすことができると考えたのですが、実際に着手すると、まさに冥府魔道の道でした」。e-kakashi開発に着手したのが2012年。通常のソリューション開発では大学など外部と連携を図るのが一般的だが、e-kakashiでは農学系の研究者を自社で採用した。「農家と同じ視点・立場で、植物の声をきちんと聞きたかった」(山口氏)と言う。本気で農業に取り組む姿勢はユーザーにも伝わり、全国で導入事例が増えてきた。

簡単操作と簡単設置がe-kakashiの特徴

e-kakashiの仕組みや使い勝手について、CPS事業本部事業企画管理部部長秋山良氏は「操作、設置が簡単なのがe-kakashiの特徴です」とズバリ。「e-kakashiはセンサーノードと呼ばれる子機と、通信用のゲートウェイである親機からなり、子機は田畑などに設置して、各種センサーを取り付け、環境を計測。さらに子機の1km以内に親機を設置するだけでデータを習得できます」(秋山氏)。スマートフォンなどでアプリケーションにログインすれば、クラウド上の数値を把握することが可能になる。センサーノードは内蔵バッテリーで約3年稼動するので電源は不要で、圃場に単管パイプがあれば結束バンド2つで固定するだけで設置できる(イラスト参照)。

e-kakashiイメージ図

e-kakashiが期待される5つの主な理由

■その1:農家の「やりたい」に応えるシステムであること

開発を担当した山口氏はe-kakashiをカーナビに例えている。「カーナビは目的地までのルートを教えてくれるもの。e-kakashiも同じで、やりたい方向へ近づくためのツールです」と言う。秋山氏も「数値で見ることで、実績を基に次にやるべきことが見えてくる」としている。

■その2:数値化により技術の伝承が可能に

栽培ノウハウを数値化することで、経験を積まなくても、短時間で質の高い作物ができるようになる。特に過疎化が進む地方では農業技術の伝承に期待されている。

■その3:農作物のブランド価値を高めることが可能に

苺のあまおうなど、ブランド化している作物は、品質が安定していないとブランド全体の価値を下げてしまう。e-kakashiにより、数値化して誰もが質の高い作物を作ることが可能になれば、特定作物のブランド価値を維持することが可能になる。

■その4:地域振興にも役に立つツールであること

PSソリューションズはIoT技術を活用した先進的なスマート農業実現に向けたモデルの運用および稼働を2017年9月より開始。初心者でもノウハウを共有、蓄積しながら農作業ができるようになっています。他自治体とも連携してe-kakashiを活用した新規就農支援活動を行なっています。」(秋山氏)。地域振興策としても役立っている。

■その5:地球環境にやさしいシステム

e-kakashiを使って湿度、温度を管理することで病気の予防が可能になる。必要最低限度の農薬利用により、土壌汚染を防ぐことも可能で、自然環境にやさしい農業が実現する。
実際にe-kakashiを取り入れているいすみ市の2件の農家を取材してみると、e-kakashiが日本の農業が変わるドライビングフォースを生み出しているのは明らかだ。e-kakashiが農業IoTを牽引している。

トマト・イタリア野菜栽培農家・石野篤史さん

約400坪のハウスで約3200本のトマトを栽培しています。
導入して一番良かった点は飽差が目で見てわかるようになったこと。
素人で異業種から就農したので、数値管理による安心感があります。量より質の栽培を目指しており、レストランのオーナーシェフから支持されるようになりました。

最近はトマトに合うハーブ類も栽培しています。

いちご等栽培「はちべえ農園」松﨑秋夫さん

導入したのは2017年9月、2017年秋は天候不順でもう少し継続してデータを見ながらいろいろ試行錯誤してみたいところです。ここは観光農園で、土日は100名以上の来場者で賑わいます。採ってその場で美味しいと感動できるいちごを目指していますが、うちは他にも米や野菜を栽培しており、遠隔管理など省力化にも期待しています。

インタビュイー

interviewee

PSソリューションズ株式会社

フェロー 山口 典男 氏

企業情報

社名
PSソリューションズ株式会社
所在地
東京都港区東新橋1-5-2 汐留シティセンター4F
設立
2010年9月
事業内容
ITソリューション事業、ITアウトソーシング事業
資本金
1億円
従業員数
200名

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